地震などの揺れにより、スチールラックが転倒したり、収納物が落下してしまうリスクを軽減する設置方法やオプション品のご紹介です。アンカー固定や天つなぎといった施工が伴う設置方法もお受けしておりますのでお気軽にご相談ください。
スチールラックへも地震対策を行うことが一般化しつつあります。

気象庁震度データによると、2000年代に入り地震の発生回数が大幅に増加しています。地震の増加に伴い倉庫やオフィスでは耐震補強や避難訓練などの安全対策・地震対策に取り組む企業も増加傾向にあり、弊社のスチールラックをご購入のお客様のうち、約46%※のお客様は、なんらかの地震対策商品や施工を合わせてご注文頂いております(※2017年度調べ)
弊社では、施工が伴う対策から、お客様に簡単にお取り付けいただける商品まで、ご用意しておりますので、スチールラックと合わせてご検討いただければと思います。
転倒リスク対策
スチールラックの安全対策・地震対策の基本は転倒対策です。地震の揺れや衝突などによりスチールラックが転倒してしまうと収納物やスチールラックの破損だけでなく、作業員が怪我をしたり、避難路が塞がる可能性もあり、対策を行う重要性は非常に高いです。
アンカー固定・天つなぎなどの設置方法でしっかりと固定する

アンカー固定(床固定・壁固定)
壁や床にボルトでスチールラックを固定する方法です。耐震効果は高いですが壁や床に穴を空けなくてはいけないことや、レイアウト変更ができないといったデメリットがあり、設置場所の条件や規模によっては採用が難しいこともあります。

天つなぎ・背つなぎ
スチールラックの上部をL字アングルでつなげる「天つなぎ」や、前後をボルトで連結させる「背つなぎ(前後連結)」にて設置いただくことで、床や壁に穴を空けることなく転倒リスクを大幅に軽減できます。
「アンカー固定」「天つなぎ」「背つなぎ」については、別途お問い合わせください。
ご予算・ご希望に合わせて、取り付け箇所や設置方法についてご提案させていただきます。
取り付け簡単な「転倒防止ベース」で転倒リスクを軽減する

転倒防止ベース
弊社1番人気のオプションパーツです。支柱に取り付けることで、床との設置面積を広げることが可能で、転倒リスクを軽減できます。アンカー固定ほどの耐震力はありませんが、床や壁に穴を空ける必要はなく、お客様にてお取り付けも可能ですので、施工費の削減にもなります。また設置後もスチールラックのレイアウト変更が可能なため、長期的な計画にも対応できます。
落下リスク対策
オープンタイプのスチールラックは荷物の出し入れがしやすく、収納物も確認しやすいというメリットがありますが、収納物の落下リスクは扉付きや引き出しタイプなどに比べ高まります。そのため、オープンタイプの作業効率性の高さを保ちつつ、落下防止リスクを下げる対策を行うことが重要です。
開閉可能なベルトやバーで間口側からの落下対策


側面・背面側からの落下を防ぐ対策

金網(背面・側面)
背面や側面に金網を取り付けることで、側面や背面からの収納物の落下や飛び出しを防ぎます。柔軟性のある約24mmの荒めの間隔の金網で収納物はしっかりと抑えつつ、光や風を通して圧迫感を感じにくく、作業の邪魔になることはありません