スチールラックの地震対策

地震などの揺れにより、スチールラックが転倒したり、収納物が落下してしまうリスクを軽減する設置方法やオプション品のご紹介です。アンカー固定や天つなぎといった施工が伴う設置方法もお受けしておりますのでお気軽にご相談ください。

スチールラックの地震対策は万全ですか?

地震発生回数推移のグラフ

スチールラックの導入・設置にあたってどうしても不安になってしまうことが地震対策です。

日本は世界有数の地震大国。
気象庁の統計によれば日本の地震発生回数(震度1以上)は、毎年1,500〜10,000回の頻度で発生しています。

その中でも大きな地震(震度5以上)が増え続け、屋内における地震被害の約6割がスチールラックなどの家具の転倒や積載物の落下という統計が出ています。

地震被害により事業継続や早期再開に多大な影響

地震によりスチールラックの転倒や積載物の落下などが発生した場合は、さまざまな損害が発生します。

損害についての説明

上記のような地震被害を最小限に抑えるには、常日頃より地震等の災害を想定した材損害や物損・金銭的損害に備えた対策(予防保全/BCP)が必要不可欠です。

予防保全 災害などのトラブルが発生した場合の緊急時の対応計画
BCP 緊急時の対応だけでなく、事業の継続または早期再開のための計画

弊社では、これらの対策に必要となる地震対策オプションをご用意しております。

転倒リスク対策

転倒防止対策

スチールラックの安全対策・地震対策の基本は転倒対策です。

万が一、地震の揺れや衝突などによりスチールラックが転倒した場合は、収納物やスチールラックの破損だけでなく、作業員が怪我をしたり、避難路が塞がる可能性もあり、対策を行う重要性は非常に高いです。

取り付け簡単な「転倒防止ベース」で転倒リスクを軽減する

転倒防止ベース

転倒防止ベース

弊社1番人気のオプションパーツです。支柱に取り付けることで、床との設置面積を広げることが可能で、転倒リスクを軽減できます。アンカー固定ほどの耐震力はありませんが、床や壁に穴を空ける必要はなく、お客様にてお取り付けも可能ですので、施工費の削減にもなります。また設置後もスチールラックのレイアウト変更が可能なため、長期的な計画にも対応できます。

アンカー固定・天つなぎなどの設置方法でしっかりと固定する

アンカー固定(床固定・壁固定)

アンカー固定(床固定・壁固定)

壁や床にボルトでスチールラックを固定する方法です。耐震効果は高いですが壁や床に穴を空けなくてはいけないことや、レイアウト変更ができないといったデメリットがあり、設置場所の条件や規模によっては採用が難しいこともあります。

天つなぎ・背つなぎ

天つなぎ・背つなぎ

スチールラックの上部をL字アングルでつなげる「天つなぎ」や、前後をボルトで連結させる「背つなぎ(前後連結)」にて設置いただくことで、床や壁に穴を空けることなく転倒リスクを大幅に軽減できます。

「アンカー固定」「天つなぎ」「背つなぎ」については、別途お問い合わせください。
ご予算・ご希望に合わせて、取り付け箇所や設置方法についてご提案させていただきます。

落下リスク対策

落下防止対策:震度5以上で固定していない・座りの悪い積載物は落下の可能性が高くなります。

オープンタイプのスチールラックは荷物の出し入れがしやすく、収納物も確認しやすいというメリットがありますが、収納物の落下リスクは扉付きや引き出しタイプなどに比べ高まります。
そのため、オープンタイプの作業効率性の高さを保ちつつ、落下防止リスクを下げる対策を行うことが重要です。

開閉可能なベルトやバーで間口側からの落下対策

落下防止ベルト

落下防止ベルト

丈夫なポリプロピレン製のベルトで収納物の落下や飛び出しを防ぎます。ベルトの接続部分は簡単に解除できるので、荷物の出し入れや確認のしやすさを損なうことはありません。

落下防止バー

落下防止バー

金属製のバーを前面に取り付け、収納物の落下や飛び出しリスクを軽減します。開閉時は片手でも行えるほど簡単で、作業の妨げとなることがほとんどありません。

側面・背面側からの落下を防ぐ対策

フラットバー

フラットバー

スチールラック側面からの落下防止用パーツとして使用したり、園芸やDIYで使用するなど幅広く活用できます。
取り付け用のビス・ナットセットも付属していて簡単に設置することができます。

サイドストッパー

サイドストッパー

オープンラック特有の開放感を残したまま側面からの落下を防ぐエンドストッパーです。
支柱の穴に引っ掛けるだけで簡単に取り付けられ、取り付け後も外側に厚みは出ないので、設置スペースを狭めることなくしっかりと活用できます。

落下防止対策の導入事例とお客様の声

事例1:タナガード/転倒防止ベース

導入事例
導入ラック規模
  • 中量300kg/段 × 12台
耐震オプション
  • タナガード
  • 転倒防止ベース

事例2:落下防止バー

導入事例2
導入ラック規模
  • 中量300kg/段 × 4台
  • 中量500kg/段 × 3台
耐震オプション
  • 落下防止バー

事例3:天つなぎ

天つなぎ
導入ラック規模
  • 中量300kg/段 × 16台
耐震オプション
  • 天つなぎ

事例5:壁固定

壁固定
導入ラック規模
  • 中量300kg/段 × 30台
耐震オプション
  • 壁固定

事例6:アンカー床固定

アンカー床固定
導入ラック規模
  • 軽中量200kg/段 × 26台
耐震オプション
  • アンカー床固定

お客様の声

★★★★★ スチールラックが安定しました

地震対策として倉庫のスチールラックの設置を安定させようと思い転倒防止ベースを購入しました。丈夫で安心、作りも綺麗です!

★★★★★ 転倒対策に最適!

タナガードはお値段も手頃で、ラックのサイズを選ばず固定ができ、取り付けも簡単にできるので重宝しています。

★★★★★ 落下防止バーなら安心

丈夫なバーが落下をしっかり防いでくれる上に、片手で楽に開閉できるので積載物の取り出しにストレスを感じません。

地震の増加に伴い倉庫やオフィスでは耐震補強や避難訓練などの安全対策・地震対策に取り組む企業も増加傾向にあります。
実際、弊社のスチールラックをご購入されたお客様のうち約46%(※2017年度調べ)は、なんらかの地震対策商品や施工を合わせてご注文いただいております。
弊社では、施工が伴う対策からお客様に簡単にお取り付けいただける商品まで幅広くご用意しておりますので、スチールラックと合わせてご検討いただければと思います。