【滋賀県】レール式移動棚(移動ラック)をレール埋め込み施工で10台設置
納品先 :滋賀県近江八幡市
スチールラック:中量500kg/段 10台
オプション :足踏みストッパー
組立代行 :有り
アットスチールよりお問い合わせをいただき、滋賀県近江八幡市にレール式移動棚10台を設置しました。
もともとは通常のスチールラック(固定棚)にキャスターを取り付けての運用を予定されていました。
実際、お話を伺っていく中で”レール式移動棚”をご提案したところ気に入っていただき、レールの埋め込み施工にて導入いただきました。
レール式移動棚は、床に設置したレールの上をスチールラックが移動できるようにした収納設備です。
面積あたりの収納容量を最大限に増やすことができることから、これまで数多くの導入実績があります。
レールの埋め込み施工
弊社では、お客さまの環境や利用方法に合わせてさまざまな設置方法をご用意しています。
当初は、建物を傷つけずに導入できる「合板フラット施工+スロープ」をご希望されていましたが、レールの埋め込み施工に変更されました。
レールの埋め込み施工は、床面にレールを埋め込む設置方法です。
床面からレールが出っ張ることがないことから台車の走行もスムーズに行うことができます。
今回は、両端に通常のスチールラック(固定棚)を配置。
その間に単式移動するスチールラックの設置をご提案させていただきました。
床の削り・モルタル埋戻し
レールの埋め込み施工をする場合、設置場所によっては事前に床の削り・モルタル埋戻しの工程が必要になります。
こちらの作業は弊社で請けることも可能ですが、外注になります。
そのため、お客さま側で手配していただいた方が安く済むことが多くなっており、今回もお客さまで業者を手配していただきました。
事前にお渡しする寸法図通りに床を削っていただきます。
通常はレールの埋め込み部分のみで問題ありませんが、今回は床のレベル(水平値)が良くなかったことから設置場所全体を削っていただきました。
床削りが完了したらレールを固定するためのアンカーボルトを打ち込んでいきます。
レール式移動棚の全ての施工方法にも共通する工程となるレベル出し(水平にするための作業)を行ないます。
ボルトの本数分全てを調整していきます。
レベル出しを終えたらレールを設置。
最後にモルタル埋戻し作業を行えば1日目が終了です。
2週間後、床面に埋め込まれたレールに移動用の台車とスチールラックを設置します。
今回は2週間後でしたが、施工業者との日程が合えばもっと期間を早めることも可能です。
スチールラックの設置
ご覧いただければ分かるとおり、きれいに埋戻しがされていました。
レール式移動用の設置場所に合わせて床の色も変えられているので分かりやすいですね。
ここに移動棚用の台車とスチールラックを設置していきます。
オプションの足踏みストッパーを各台車に1個ずつ取り付けます。
足踏み式ストッパーを取り付けることでレール式移動棚が勝手に動き出すのを防ぐことが可能。
足で軽く踏むだけで「ON」「OFF」の切り替えができる設計です。
レールの埋め込み施工であることから段差はなく、スムーズに手押し台車を使用できます。
完成です。
施工工期はレール設置に半日、ラック設置に半日で実働1日間になります。
U018318
※本設置事例ページで紹介している製品は現行モデルと異なる可能性があります。現行モデルについては製品ページをご覧ください。